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May 2007 アーカイブ

13-May-2007

「スルー力」の背景を考える

昨年の後半くらいから話題になっていたらしい「スルー力(りょく)」。
恥ずかしながら、わたしはつい最近になってこの言葉を知りました。

おそらく「スルー力」について真面目に書かれた「元祖」は、梅田望夫さんのblog「My Life Between Silicon Valley and Japan」に書かれた「スルー力(りょく)の重要性
」とみていいでしょう。

(実は更に「元祖」の記事があるのですが、それはあえてここからはリンクしないことにします。でも面白いので、スルー力が欠如しているあなたはぜひ梅田さんの記事からリンクを辿ってくだしゃんせ)

おそらく「スルー力」とは「自分にとって要るものと要らないものを弁別し、要らないものは見なかったことにできる能力」だと想像できます。
特にインターネット上でいう「スルー力」は、情報の受け手側から見た「ネットリテラシー」の一部と考えてもいいでしょう。たとえば極端な話、「2ちゃんねる」あたりで自分が叩かれているとして、受け入れるべき批判と、ただの愚痴というかたわごとを読み分け、後者は読まなかったことにする能力… こんな説明でわかりやすいでしょうか?

ここで難しいのは「必要と不要」を切り分ける基準。これを履き違えてしまうと大変なことになります。
極端な話ですが、たとえばもしその基準が「好き嫌い」だったりしたら「嫌いなものはスルーでいいや」な姿勢に繋がりかねません。そこまでではないにしても、本当は受け入れるべきだった批判を「筋違いな批判」とか「ただの荒らし」と思い違ってしまうなんてこと、わたしもしょっちゅうやってきました。
本当に受け入れるべきでない情報は大いにスルーすべきでしょう。でも、もしかしたら自分を伸ばすために必要なこと、必要とはいわぬまでも自分の成長に利用できることまでスルーしていないか… スルー力に必要な「フィルター機能」の再確認は、こまめにやっておいたほうがいいと思うのです。
血液からいらないものを取り除くフィルター「腎臓」が、身体に必要な糖分やたんぱく質までを捨ててしまっていることが発覚したら、病院で再検査されますよね?

ここまでは「スルー力」そのものについて書かせていただきました。
しかし「スルー力」というものがインターネット上で大きくクローズアップされる背景にもわたしは触れずにはいられません。

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12-May-2007

Casiopea vs. T-Square ~ 偶然対決編

Casiopeaが1991年に出したアルバム「FULL COLORS」には「Navigators」という曲が入っているのですが、その一方でT-Squareが1998年にリリースした「GRAVITY」には「Explorer」が収録されています。もっとも「(Netscape) Navigator」が「(Microsoft Internet) Explorer」の好敵手だった時代は、とうの昔に過ぎてしまったわけですが。

そんなことはおいといて、ほかにもこんな組み合わせがないか探してみると、Casiopeaに「SPLENDOR」(1990年、8cmシングルのみ)、T-Squareに「TRUTH」(1987年、アルバムタイトル曲)というのが見つかりました。

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9-May-2007

Movable Type 3.35へのアップグレードついでに

Movable Typeを3.35にアップグレードしたついでに、3.1x時代から使い続けてきたテンプレートを一度見直してみるため、デフォルトのテンプレートに一旦戻しました。
それから「いつものウチ」っぽくカスタマイズするためにしたことを、今後の参考のためのメモ書きを兼ねてチェック。

  • 「個別エントリーアーカイブ」「エントリーアーカイブ」「コメント·プレビュー」をいじって、mt-comments.cgi に追加したのと同じ隠しパラメータを書き加える。 しばらくテンプレートをいじらなくなった間に「システム」テンプレートをいじる機能が追加されたのね。おかげで以前のようにプレビュー用のフォームをいじるのに特別な手間をかける必要がなくなってすっきりしました。
  • スタイルシートをいじって配色を変更する。
  • (配色変更作業の一部でもあるが)「blockquote」「q」などの要素についても背景色指定を追加する。
  • テンプレートモジュール化した見出しを、次のテンプレートのヘッダ部分に貼り付ける。
    • メインページ
    • アーカイブページ
    • エントリー/カテゴリー/個別エントリー/日付アーカイブ
    • コメント·プレビュー/保留/エラー
    見出し用モジュールについては、以前から使っていたものを流用しても大丈夫か確認した結果、今回は新しいテンプレート用のクラスやIDなどを書き加えた上で再利用することにした。 また、このモジュールの中にはアクセス解析用テンプレートモジュールも一緒に貼りつけてある。

これからまだやりたい作業:

  • 右サイドバーにDrecomのblogリストを貼る。

  • 個別エントリー用の右サイドバーにいまいちなじめないので、わたし好みに書き換えたいところ。

  • 同じく、個別エントリーの「前のエントリー」「次のエントリー」を以前のようにページの見出し下に書き加えたい。


4-May-2007

どこまでが「使える言葉」なの?

【大丈夫か日本語・上】骨が折れる=骨折!?大学なのに中学生レベル6割

友人である夏海さんのblogのこの記事で知ったトピックなんだけど…
「骨折り損のくたびれ儲け」も通じないかも?@メンヘラーの毒吐き(|| ゚Д゚)トラウマー

夏海さんの記事と、「iza」の元記事を読んでいて「CHECKしてしまった!」 もとい、絶句してしまったですわん。

おそらく、「iza」の記事中で、短大生達が受けていたのは「YG性格検査」またはそれに近い性格適性検査でしょう。たくさんの質問に答えて性格をチェックする検査なので、当然問題文は簡単なものでないと使えないし、そのように考えて作られているはず。
ところが、実際にはその性格検査の問題文自体にわからない言葉があるという学生がたくさん出てきたそうです。曰く

「『怠惰』ってなに」

あのー、仮に初めて見る言葉だったとしても、漢字の意味で見当はつかないんですかね? 「怠ける」とか「惰性」とかって言葉は日常的に使うでしょう?

「『骨折する仕事』が嫌なのは当たり前。違う意味があると思ったので…」

思わず昭和天皇と柔道の金メダリストの会話を思い出してしまった方、歳がバレますよ(me too!!)

この件については、教育問題としても親として考えるところがいろいろとはあるのですが、まだ意見としてまとまっているとはいえない段階なので、きょうは「ことば」の問題に限って話をつづけたいと思います。

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