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wild flowers アーカイブ

9-Nov-2008

返り咲き

季節外れのツユクサに「孤高」を感じてカメラに納めてみた。

返り咲きのツユクサ

ところが、植木をひとつ隔てて2mほどのところに。

返り咲きのツユクサ集団

これまた返り咲きの可愛いツユクサ集団が。
写真に写ってるのは3輪だけど、フレーム外にも3つ4つは咲いていたような。

最初に撮ったツユクサにも言ってあげたくなった。
たぶん、キミもひとりじゃないんだよ、と。

3-Oct-2008

ちびうめ

ウメやサクラのようなバラ科の5弁花のミニチュアみたいなかわいいお花を見つけました。

同じ株ではありませんが、生えている様子はこんな感じ。

花期が終わりに近づいているようで、周りではたくさんの小さな赤い玉のような実をつけています。つやつやしていてこれもまた可愛らしいのです。
タデ科の花かと思って調べたのですが、花そのものは似ているように見えても、花序その他がいまひとつピンときません。

意図的に育てているものか野草なのか、ちょっとわかりづらいのですが、もし野生でないのなら、植えたのはおそらく大阪市でしょう。

21-Jun-2008

ニワゼキショウ地帯、その後

先日ニワゼキショウを発見した、隣町の団地内の立ち入り自由な芝生。
ニワゼキショウも盛りは過ぎつつまだまだがんばって咲いているのですが、それと入れ替わるかのようにピンクの5弁の花が目立ちはじめています。

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7-Jun-2008

外来生物法適用種――やっぱりアイツはクロだった!

まずは早速オオキンケイギクの可能性が高い花の群落を対岸からチェック!
花の群落

数日前はもう少したくさん咲いていたような記憶がありますが、盛りは過ぎたのでしょうか。それでも対岸からそこそこ目立つくらいの群生は見られます。写真に写した地点よりもう少し南東(川上)側にも、花の群れがあります。

では花に接近してみることにしましょう。

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5-Jun-2008

特定外来生物

なにやらこの言葉からは「ケロロ軍曹」に登場するような、怪しげでなおかつどこか憎めない異星人なんかをイメージしてしまいそうになる。ところがこれは、日本固有の生きものや、それらが生き延びるのに必要な生態系を破壊するおそれのある外来の生物として環境省が指定したものだ。

外来生物法 -特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律-

最近「初めて見るお花があるぞ~」と軽い気持ちで撮った写真のうち2種類が、調べてみるとどうもこの「特定外来生物」の可能性があるようで、ちょっと驚いているところだ。
怪しいのは「オオキンケイギク」と「ナルトサワギク」。

ところが残念ながら、いずれも家に帰ってPC画面で写真を見直すと若干写真のできがよくない(要するにピンボケ) 近々もう少しまともな写真が撮れたところで、改めて調べなおしてみようと思う。

それにしても、普通にありそうな可愛い花がまさかまさかそういう植物だとは驚きだ。特にオオキンケイギクの場合、観賞用や実用に輸入されていながら、野生化すると途端に邪魔物扱い、というまるでマングース(←これも特定外来生物)のような運命。在来種の生態系保護のためとはいえ、ある意味不憫でもある。

29-May-2008

きょうの… いや、きのうの野草

夏めいてきて、アップで撮りたい花たちの花期が続々と終わっていきます。ナガミヒナゲシやキュウリグサなど、少し見ない間にすっかり枯れて藁みたいになってたりして。
ところが寂しいと思うのはまだ早かったようです。

未舗装の駐車場に「まだここにいるよ」といわんばかりの花の群れ。

キキョウソウです。わざわざ「ソウ」とついているだけに本家の桔梗よりはかなり小ぶりで、花びらの形も違いますが、このキキョウソウも桔梗のなかまだそうです。

21-Jun.-2008 訂正:その後別の花を調べたついでにわかったので訂正します。 この花は「キキョウソウ」ではなく、その仲間の「ヒナキキョウソウ」の可能性が高いようです。キキョウソウのほうが葉っぱの幅が広くて茎を抱くように生えているのに対し、ヒナキキョウソウは華奢な葉っぱで茎を抱かずに生えます。写真の植物は葉の特徴からヒナキキョウソウとみられます。 余談ですが、キキョウソウ・ヒナキキョウソウとはまた別に「ヒナギキョウ」という植物があり(こちらもキキョウ科です)、こちらは本物のキキョウのミニチュアのような花を咲かせるそうです。 キキョウソウ・ヒナキキョウソウは帰化植物ですが、ヒナギキョウは日本の在来種だそうな。 ややこしや。

キュウリグサやスミレなどもそうですが、こういう5弁の花って、こどもの絵などで典型的に描かれる「おはな」って感じで、見てて無意味にほっとしませんか?

こちらは花びらが5枚ではなく4枚ですが、やはり典型的に「おはな」っぽい感じの草花。
マツヨイグサの色違いみたいな花(で、かなり小ぶり)だなあと思ったら、やはり同じアカバナ科の植物で、ユウゲショウ(またはアカバナユウゲショウ)というんだそうな。

さて、これから初夏、そして梅雨にかけて、どんな草花が出てくるか楽しみにするとしますか。

22-Apr-2008

ご近所のラプンツェル

あの後も天気のいい日にときどきカメラを持って、家から半径数百メートル以内の範囲で野草ウォッチングに出かけています。
キュウリグサは、家からすぐのところにある川沿いの散歩道を少しだけ南下すると、そこそこ固まって咲いている場所があるのを見つけました。やはりちゃんと探せば近所にでもあるんですね。
更に、近くの公団住宅の出入り自由な庭が、かわいらしい花が咲く野草の宝庫であることもわかりました。その中で見つけたのがこんな花。

ほとんど白に近いくらいの淡青色のとても小さな花が、ブーケのミニチュアのように固まって咲いています。リカちゃん人形用のウェディングブーケ… としてもまだ小さいかな。

更に、キュウリグサとのかわいい競演もご覧くださいませ。(キュウリグサのほうがメインですが。汗)


家に帰ってこのかわいい花の正体を調べようとしたのですが、先日ご紹介した「野草の植物図鑑」では埒があかず、ほかのオンライン野草図鑑などをいろいろと探した結果、「花図鑑(松江の野草樹木の花の名前)・サイクリング日記」で見つけた「ノヂシャ」がよく似ていることに気づき、ほかのサイトでのノヂシャの写真などとも比べて、やはりそうであろうと判断。

「野のレタス」という名前にしては、あまりレタスとイメージが結びつかないなあ、と思ったのもそのはず。キク科のレタス類とは植物学的に近いわけではないそうです。
各所のサイトで読んだところをまとめてみると、もともとノヂシャは長崎の出島などでオランダ人が食べる野菜として栽培されていたものが野生化したそうで、「ノヂシャ」というのも(もともとの)使用目的から名付けられたもの。現代でもヨーロッパでは野菜として栽培している農家もあるし、この葉をつかったサラダはわりと普通に食べられていて、特に妊婦の健康維持に良いものとされているといいます。

妊婦のサラダといえば、グリム童話の「ラプンツェル」を思い出す人もいるんじゃないでしょうか。
実はこの「ノヂシャ」こそが魔女の庭で栽培していた問題の野菜であり、あの長い髪をはしご代わりにされるラプンツェルの名前の由来、なのです。
あのラプンツェルが家から僅か数百mかそこらのところに普通に生えてたなんてびっくり。そして、なんとなくラプンツェル本人を連想させなくもない可憐な花を咲かせていたという事実にも、ちょっと嬉しくなりました。

17-Apr-2008

ファンサイトのある花

この花、名前がわかりません。あとで調べよう。

先日の記事に書いたこの花ですが、

あれから「野草」ということばで検索して見つかった「野草の植物図鑑」というサイトで調べてみました。
おすすめはここの「野草図鑑データベース」。花の色や花期、分類(科)などをわかるだけ入力して調べるので、植物学の素人にも「もしかしてこれ?」という花を見つけやすいのです。

いいサイトを見つけたおかげで、ことしは「見たことあるけど名前を知らなかった」花がいくつか解決しそうな気がします。

さて、謎の花に戻りましょう。
このデータベースで調べてみると「マツバウンラン」が近そう。ただ、このデータベースに載っていたマツバウンランと、わたしが見かけた花では、花そのものの形や色はほぼそっくりだったのですが、なんだか花の生え方の密度が違う感じに見えました。
そこで、念のためほかのサイトに載っているマツバウンランの花を画像検索してみると、先日写真に撮った花にそっくりなものがいくつも出てきました。この花はやはりマツバウンランのようです。
(よく見ると図鑑サイトのマツバウンランは複数の花穂が重なっていて、花がふつうよりぎっしり生えているように見えたんですね。そう思って再度見てみると、やはりこの花でOKな気がします)

このマツバウンラン、花の美しさや風に揺れる姿の可憐さから、Web検索では多数の隠れ?ファンの存在が確認できます。なんと愛好会サイトまで存在するとのこと。野草なのにファンサイトがあるなんてすごいと思いませんか? もし某区役所前以外でマツバウンランを見つけたら、わたしもファンの仲間入りしちゃおうかな(?)

16-Apr-2008

野草大好き。

この季節はお花がきれいです。
特に4月~5月頃は野草の花をよく写真に撮ってます。

ナズナの花は小さな頃そのへんにたくさん生えてたのをよく摘んで遊んでいたので、ある意味幼馴染みたいなものです。
ナズナの花が小さいのでピントを合わせるのが大変。
花のそばにそっと手を添えてピントを合わせてから手を外して撮ってました。

この花、名前がわかりません。あとで調べよう。これも手を使ってピント合わせしてます。汗

そういえばキュウリグサと(シーズンはもうちょいあとだけど)ニワゼキショウの写真が本当は撮りたいんだけど、最近なかなか生えてるところが思い当たらないのが困りもの。
近いうちに、もう少し土成分の多い道を散歩してみますかな。

最後に、野草ではありませんが、公園に咲いているヤエザクラです。
ほとんど葉桜と化したソメイヨシノに代わって、こちらはいまが盛り。

接近して撮ると小バラを思わせる華やかさです。
さすが同じバラ科だけのことはあります。

6-Apr-2008

♪すみれのは〜な〜 さく〜ころ〜

ああ、この歌の続き、知らないよ。笑
あとで調べるか。




4-Apr-2007

花便り

この季節、日本の個人雑記系blogといえばやっぱりコレじゃないですか?


これは昨日撮った写真。わが家の近所のソメイヨシノもいまが見ごろといった感じでしょうか。
多少散り始めている花もあるものの、まだ蕾も残っていますから、今週末あたりはまだギリギリセーフかも。

さて、日本では「花」といえば桜ですが、わたしは野草も好きなのでこんな花も撮ってみました。

針中野某所で撮った菫です。この近辺はここ数年の間に古い家が建て替えられたり取り壊されたりして、かつてはあちらこちらで道端にひっそり咲いていた菫がかなり減っていますが、ここの菫はまだ健在のようでほっとしています。
砂にまみれてもなお咲くたくましさが素敵です。
先日FMでかかっていたYUIの「How Crazy」を思い出します。
《尊敬できない大人》のひとりとしてはものすごく「刺さる」歌詞です。
この曲が含まれたアルバムが今日出るそうな。

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