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「SIGNAL」 first impression

まだ若かりし頃、もうこれ以上ひどくなるようならお医者さんに行ってみようかなというくらい超鬱な日々があった。

ある日お風呂に入っていたら、耳の底からなにやらギターのフレーズが聞こえてくる。
野呂さん? む、このメロディは、えーとえーと……
「FLY TO THE SUN」だった。

そんな暗いところでなにしてるの?
こっちにおいでよ。
うんと明るくてあたたかいこっちに。

いつしかわたしは泣いていた。
凍りついていた感情が一気に溶けていくのがわかった。

と、「SIGNAL」と関係ないことを延々と書いてしまったのはなぜかというと、ざっとこのアルバムを聴いた時点で、複数の、いやほとんどの曲にこの暖かい、または熱いパワーを感じたからだ。暗い箱の片隅に凍りついて転がっている感情を溶かして解き放ってくれるような力を。

あと、あくまで大雑把に言えばの話であって、曲によっての例外はあるが、むしろミディアム以下の遅めの曲のほうが、(素人の耳にも)Synchronized DNAのツインドラムのすごさがわかりやすいと思う。アップな曲だと彼らの「ふたりいるとは思えないほどのまさに『synchronized』っぷりのほうが際立つからかもしれない。

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