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急いで口で吸え!?

カーテンが妙に湿気てると思ったら、エアコンから水がぽたぽたともれていた。
しばらくはティッシュをカーテンレールの上に置いてしのごうかとも思ったが、ものの十数分でティッシュはべちょべちょ。
やむなく加熱しすぎで変形して使えなくなったお弁当箱(おかず入れ程度のサイズ)をカーテンレールに貼り付けてしのぐ。その一方で、根本的な対策を考えなければ、とネットの助けを借りることにした。
「エアコン 水漏れ」で検索。出てきたサイトをいくつか調べてみた。

エアコンが水漏れする原因のひとつに「排水ホースに汚れが詰まって排水が出にくくなっているため、エアコン内に水がたまり、それがあふれる」というのがあるらしい。
そこで排水ホースのお掃除、ということになる。
しかし。その理由をいちばんわかりやすく解説していたサイトで紹介していた掃除法はなんと「ホースを咥えて吸う」! 排水を飲まないように注意、なんて書いてあったりして正直「ひい~、それだけはご勘弁を!」と思いつつ続きを読んだところ、それがいやなら専用のポンプが4000円程度で売られていて、ネット通販でも手に入るとのこと。エアコンを買い換えるよりははるかに安そうだし、手段として候補にはしてもいいけど、もうちょっと安くて適切な方法ってないものか、とセカンドオピニオンを求めて他のサイトに旅立った。
そしたら別のサイトでは、古くなったモジュラーケーブルを排水ホースにつっこんで、汚れを引っぱり出して直した、とのこと。下水のお掃除のためにワイヤーをつっこんで直すのと理屈は同じこと。つまり、とにかく水がちゃんと通るように直せばいいということだ。更に掃除機を使って直した人(ただし、掃除機は乾燥するまで使い物にならなくなるとのこと)なんかもいたみたいだ。

ちょっと待て。安くて吸い取れるもの。うちにあるぞ。
それはレジャー用品用の足踏みポンプ。うちのはホースをつなぐ側で「INFLATE(ふくらませる)」と「DEFLATE(空気を抜く)」両方ができるタイプだ。確かホームセンターで、1000円払うとちょっとだけお釣りが… という程度の値段だったはず。用途からすればスポーツ用品店やアウトドア用品店、大型おもちゃ店などでも売っていると思われる。
早速「DEFLATE」のほうに付属のホースをつないで、ベランダへGO。
ポンプのホースの先をエアコンの排水ホースの先に突っ込む。手でできるだけ空気がもれないように両方のホースをしっかり突っ込んで、何度かぷしぷし踏んだ。ときどきポンプが詰まって動きづらくなるので、ポンプを一旦離してみる。ホースからドロドロした汚れがダラダラと出てくる。更に何度か繰り返すと、管の形のままで固まったドロドロ汚れがうにょーん、と出てきた。これだけ汚れていれば排水の出も悪かったはずだ。
この「うにょーん」が出なくなるまで作業を繰り返したのち、ポンプのホースを水道できれいに洗って作業終了。

このblogを書いている時点で、作業後約3時間が経過している。いちおうその場しのぎのおかず入れはそのまま設置してあるが、水がたまる気配はない。少なくとも作業前の、1時間もすれば底に1cm近い水がたまる、という状況ではないようだ。
もしなにか違う展開があれば、またblogに書くことにする。

P.S. 作業中、エアコンからガリガリガリガリ、と変な音がして、家人達がびっくりしたらしい。家族がいるときに作業する場合は事前に予告しておいたほうがベター。笑
もちろん、以上の作業を真似される方は自己責任でどうぞ。

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