« SUEMITSU、SONYと訣別 | メイン | 返り咲き »

おけいはんのCD、買うて来たえ!

それなんて似非京都人? ってそれはともかく。
買ってきました「京阪電車発車メロディCollection」。

カシオペアが活動休止を宣言して以来、この機会だから向谷さんのソロワークも久々に聴いてみたいと思っていたのですが、この「発車メロディCollection」の最初の4曲「アレンジバージョン」は、充分「向谷実のソロワーク新作」として考えてよいでしょう。特に4曲めの「GENKI」は必聴。

5曲め~8曲めの「フルバージョン」は、以前から何度かこのblogに書いているとおり、くっつけると1曲になるように元から作ってあるメロディをきれいにつなぎ、聴きやすさを補強する程度にリズムパートとオブリガートの旋律をちょちょいと足してあるもの。特にコードの展開が複雑な駅は「実はそういう(コードの)仕事をさせとったんかい」というつっこみができそうで楽しいのです。

9曲目以降の「リアルバージョン(京阪で実際に使われている音)」は、ほとんどが10秒以下のトラックです。そのため、上記の8曲も合わせて全部で69トラックありますが、すべて聴くのに30分もかかりません。

それにしても、発車メロディのみならず、接近・通過・さらには車内放送前の曲までいいトーンにまとめられた「京阪の音」。

最近、携帯電話でも「デザインケータイ」などで、その携帯電話のイメージに似合うような専用の着信音を作ってプリインストールしてあることがよくあります。
思えば、京阪電車の一連のサウンドデザインというのは、そういった「必需品としてのサウンド」のデザインの括りをもっともっと大きくして「電車の路線ぐるみでトータル」にした感じ、と考えてもいいのかもしれません。それを一枚のCDにまとめた作品、と考えると、この「発車メロディCollection」を鉄道ファンだけのものにしておく手はないな、と思えてくるのです。

余談ですが、特にリアルバージョンは曲の性質上たいへん携帯電話の着信音(特にメール)に向いているので、YAMAHAで配布されているフリーソフトなどを使ってご自分で着信音に加工するのも楽しいでしょう。
とりあえずわたしは接近放送前の音(上り・下り)と通過音を携帯電話に入れてみました。

* comments *

* trackbacks *

* Drecom RSS *