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久々に見たぞ、動く向谷実

4月22日未明。
ある友達からひらがなだらけのメールが届きました。

たもりくらぶにむかいや~~(緊急

そう。20年もファンだというのに「針中野ミュージック」開設以降一度もネタにしていないグループがありました。
その名はカシオペア!
わたしと同じくらいかそれ以上のファンだと「やっぱりカシオペアは桜井~神保やね」という人が多いんだけど、ひねくれ者のわたしは事実上オリジナルメンバーだといってもいい(佐々木さんゴメンナサイ)「桜井~神保」がスペシャルなものであることを認めつつも、鳴瀬喜博参加以降のカシオペアにも違う持ち味があると思っているし、それはそれで好きです。

さてと、メンバーの中で誰が好きかって、これは20年間ずっと向谷実です。
露骨に申し上げますと外見はぜんぜん男前ではありません。アボカドに似てます(ごめんなさいごめんなさい)
しかし…… やはりこの方は大御所キーボーディストであり、めったに他人をコンポーザーと認めたとは言わない野呂一生ですら頷いたコンポーザーです。
向谷さんのつくるメロディやコードワーク、そしてキーボードソロに何度とろけさせられましたか。特にアコースティックピアノでもエレクトリックピアノでも、とにかくピアノとつくものを弾かせたらそりゃもう即ノックアウトもの!
大体毎年カシオペアの新譜を買った直後も、時間があればまず1枚流して聴きますが、時間がない場合はまず向谷作品だけピックアップしてぱぱっと聴いちゃうくらいですから……
外見はおいといて、この人の音楽性はぜったい男前です。断言しちゃいます! (と言いつつ、ノリのいい曲になると「3の線」で遊び心満載なプレイも聴かせてくれたりもして、これがまた楽しいんだ)
ついでにMCが絶品。別名「司会屋実」とはファンはいまさらもう言わないくらい。人気が全盛だった80年代半ばには、向谷氏のMCを聴きにコンサートに来る関西人がいるとかいないとかいう冗談が出てくるほどでした。
そして近年は鉄道ゲームのプロデュースもするほどの超絶鉄道マニアとして有名。

大阪では22日未明(放送業界の時間で言う21日深夜)に放映された「タモリ倶楽部」でも、向谷さんは鉄道マニアとして出演されたのでした。しかしロケバスの中にはちゃんとキーボードも用意されていて、ちゃんと本職の顔も見せてくださることが期待できそうな展開。

人の乗る列車にはちょっと興味がなきにしもあらずですが、貨物列車にはあまり興味がないので、本題だったはずの貨物列車の話題のほうはほとんど忘れてしまいました。わたしが見たかったのは、やっぱりキーボードを弾く向谷さんですから。
鍵盤ハーモニカのようなちっちゃなキーボードが、図体の大きな向谷さんにはすごーく窮屈そうだったのですが、それでもプロですからバッチリ弾いてらっしゃいました。(でも向谷さんにはやっぱり普通サイズのキーのほうが似合います。そういえば80年代に持っていたショルダーキーボードだって、向谷さんはフルサイズキーのついたKX-1でした)
九州新幹線「つばめ」の発車メロディと車内メロディは向谷さんの作品だそうで。番組中でも実際に弾いてらっしゃいました。ジングル並の短いメロディながらしっかり向谷風味がきいてます♪
そして山手線の発車メロディだか車内メロディだかのいずれかをラップ風にアレンジしてみましょうって、弾いてたメロディがハネハネにアレンジされた「FIGHTMAN」だったのには大笑い!

友達には

しかし…… うすくなったなあ(こら)

と、緊急情報お礼のメールに書き添えておいたのでした。
むりもありません。もう47歳だもんなぁ。1985年に出したソロアルバム「ミノルランド(Welcome to the Minoru's Land)」の頃には幼児だった娘と息子も、いまや大人。わたしの記憶が間違っていなければ、お嬢さんのほうは光永亮太と同じくらいの歳じゃなかったかと……。

CASIOPEA Official page
音楽館 Train Simulator Online -Soft Information-
Train Simulator KYUSHU SHINKANSEN の特設ページ。
「つばめ」の発車&車内メロディも試聴できます。

(メールだけど、本文だけでは本人が特定できないと判断して勝手に載せました。すまぬよ>友達)

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