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FANtasy

木村拓哉がまだ一般人の彼女「カオリン」とつき合っていた頃、ファン達は彼女の存在にかなり寛大であった、とどこかの女性誌で読んだ覚えがあります。
もっと前、マッチと明菜の交際が明らかになった当時も、少なくともわたしの周囲にいたファン達のほとんどはふたりを祝福していたような気がします(まだうまくいっていた頃の話だけど)。
スポンサーだってそう。いまどきシングル同士の熱愛が発覚したからといって、仕事をおろされる芸能人なんて稀ですよね。

だから、自分が応援している芸能人なりミュージシャンなりの恋愛には、いまどきのファンはもっと寛大なものだと思い込んでいたんです。ことしの…… 晩夏までは。
今はさすがにちょっと違う認識をするようになりました。
実は芸能人やミュージシャンのファン達って、昔とそれほど変わっちゃいないんですかね。

多数の城みちるファンが伊藤咲子に嫉妬した、あの時代と。

ええ、わたしもかつて城みちるのファンでした。


あれは1年保育で幼稚園に入る前の歳、今で言う「年中さん」世代でしたけどね。

回らぬ口で5歳のわたしは言うのでした。
「わたしね、じょうみちるに、こいしてるのよ~♪」
すると、母がこうたしなめるのでした。
「ちがうのよ、♪♪♪ちゃんはね、城みちるのフアンなのよ」
「ファン」とは発音せず「フアン」なあたりが母の世代なんですが。

あのときの母の歳をすこし越したわたしをこの夏救ったのは、もしかするとその母の一言だったのかもしれません。

その母も今では60代の折り返し地点をちょっと過ぎたところ。
「ヨン様」ブームには全然のっておりませんで。母曰く
「ブームがさめたあとが怖いよね……」
いえるいえるっ、と頷きつつ、わたしも一言返しておきました。

「……相手が変わるだけかもよ」

(BGM:「FANTASY」 Fried Pride)

(以後、12/3追記)
その後、色々調べてみると、上のエピソードは城みちるがデビューして間もない頃の話で、伊藤咲子とのロマンスはそのもう少し後になることがわかりました。だいたい、伊藤咲子のデビューもわたしが幼稚園に入ってからのことですからね。そして、あの当時は、アイドルの恋愛にはファンではなく世間一般のほうが今ほど寛大ではなかったのね。

それにしても、伊藤咲子に、記憶に残っている、しかもどちらかというと好きな部類に入る歌がかなりあることに驚きました。「冬の星」とか、当時のアイドル歌手としては相当高度な歌歌ってるし……

コメント (5)

ということで、今度こそコメントできるかな?
メモ帳に保存しておいたのでコピペしまーす(笑)

>実は芸能人やミュージシャンのファン達って、昔とそれほど変わっちゃいないんですかね。

うーん、その芸能人orミュージシャンにもよるだろうし、同じ人のファンの中にも色んな人がいるのではないかと。
今だと、某若手演歌歌手のファンに、いわゆる「過剰な幻想を投影するタイプ」が多いような。彼のファンが集まる掲示板を見たことがあるんだけど、
「彼女がいるってわかったら多くの人がファンをやめるだろう」
みたいな書き込みが普通にあったりしておいおい・・・と思う。彼が結婚でもしようものなら、きっと凄いことになるでしょうな。

Reia:

某演歌歌手って、見た目がわりと今風イケメンだけど今や国民的演歌歌手に手が届きそうになっている、J-POP系の雑誌なんかにも頻繁に載ってる彼ですよね?
ファンには悪いけど、あのルックスで性格も悪くなさそうで……って人に誰も寄ってこないことのほうが異常に思えてしまうんだけどなぁ。もし彼女ができたりしても、事務所が噂をもみ消しつつ水面下でこっそり付き合っていたり、最悪引き離したりとかあるんでしょうかね。

確かにこのタイプのファンは「NEW BREEZE」のほかの卒業生、たとえば馬場俊英さんとか広沢タダシさんとか、ああいうアーティストにはあまりいなさそうですね(笑) なのでわたしもちょっと見積もりを間違えたのかも(?)
(同じNEW BREEZE卒業生でも森山直太朗くんあたりのファンなんかはどうなんだろう、ってふと思ってしまったけど)

あと、りょーちんについても色々書いてみたらかなり長くなっちまったので、またコンロね(笑)
とりあえずいえるのは、わたしも「幻想」については他のファン達に比べても有り余るほどあると思うんですよ。
おそらくはそのベクトルが違うんだろうなぁ、ということで。

Reia:

というわけで、某演歌歌手のファンサイトをのぞこうと、検索でたどり着いた某「同盟」を見てみたら、なんとまぁほとんどのサイトが閉鎖していまして、結局敵情(敵じゃないだろう)視察はできずじまい。
閉鎖したサイトの中には掲示板の荒れに対処できなかったことをわびる内容の表示をしているところもありました。やはりファンが多いと種類の違うファンの間でトラブルが起こりがちなんでしょうか。

日本人って概してスタンスの違いを認めながらなかよくするのがヘタクソなんだよね(自戒込み)。
りょーちんの場合もその音楽性や魅力の多面性ゆえに色々な種類のファンが集まっているだけに、スタンスの違うファン同士が、その違いを認めた上で仲良くやっていくということが今後重要な課題となってきそうだと感じています。
ま、でもこの辺はメインストリームに任せるとして(こらこら)

そうそう、その演歌歌手ってまさにその人ですよん。私が見た、その人のファンが集まる掲示板というのはここだー!!
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/enka/1093520864/

>確かにこのタイプのファンは「NEW BREEZE」のほかの卒業生、たとえば馬場俊英さんとか広沢タダシさんとか、ああいうアーティストにはあまりいなさそうですね(笑)

私もそう思う!!やはり卒業生である吉田直樹君のスレッド
http://music4.2ch.net/test/read.cgi/minor/1073151765/
など見てみると、みんな普通に「女と歩いているのを見た。彼女かな?」なんて噂してて、「ショック」なんていうような言葉はどこにもなかったり(笑)
直太朗氏に関しては
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/uwasa/1093797305/
のように、「彼女いるんじゃない?」みたいな噂する人と、それを否定したがる人と両方いるようで。

ホント、色んなタイプのファンが共存するというのは難しいことですな。私も、ある種の狂信的?なタイプのファンは生理的に受け入れがたかったりして、寛容になるのはなかなか難しいっす(笑)

「またコンロね」ってとこ、某DJ氏が乗り移ってますな(笑)

Reia:

おう。早速該当する掲示板見てまいりました。
演歌歌手K.H.くんのスレッドね、なるほどと思いましたわ。

たまに「ものわかりの良い」(わたしから見たら当然のことを考えているような)ファンが現れると
「あなたのような話の良く分かった人間ばかりじゃないんです」
「そうそう、物分かりの良過ぎる人も謎ですね」だって……

……ふーん、あたしもこう見られているわけね。まあ、誰にでも好かれる人間ってのも不可能だし、と開き直るしかないのかな、この際。
でも実のところ、周りがそういうファンばかりだと、あたしってもしかして異常なのかな、もしかしてファンとして、もしくは女として何かが足りないのかな? そんな不安すら抱いたこともありましたな。

えー、K.H.くんの話題に戻ると、ほんとなのか噂なのか「30まで」とか「35まで」結婚禁止なんて話が出てたりして、国民的(になりつつある)歌手って大変だねぇって思った。たぶん、あるところまでは、いちばん、とは言わぬまでも、かなり保守的なファンの水準に合わせて行動せざるを得ないだろうからね。

「またコンロね」ってH.T.さん(おい)おっしゃってましたっけ?(笑)
NEW BREEZE卒業生のファン達の傾向って、どうもメジャーなメディアに出たかどうかの影響が大きそうだね。

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