« 十二単 | メイン | 「SEX」再発売の巻 »

dwarf planet

数日前「冥王星が惑星じゃなくなるかもよ」ってダンナに聞かされて以来、その後の話は気になっていてそれなりに追いかけていました。一時は「2003年に発見されたものなども加えて、惑星がむしろ増える」という方向にも行きかけていたようですが、最終的に国際天文学連合の決定は「冥王星を惑星から除外する」というものでした。

真っ先に思い出したのが、1985年に展開された、資生堂の惑星をイメージしたメイクキャンペーン。ユーミンの「メトロポリスの片隅で」をイメージソングにしてましたよね。あのときは海王星の軌道の中に冥王星が入り込んでいたので「水金地火木土天冥海」と言ってたはず。そういえばその数年後にいまでいう「マキアージュ」くらいの位置づけで出たブランド名「インテグレート」は、最近になってまったく別物の、どっちかというと「フフ」の後継というべきセルフブランドとして復活しましたね。この「新インテグレート」もちょっと使ってみたいかも。

と、化粧品のほうに脱線しちゃったので軌道修正をば。笑
最終的には「冥王星」は惑星ではなくなって、ワンランク下の「Dwarf Planet」(直訳するとドワーフ惑星、こびとさん惑星、って感じかな!? 和訳はまだ決まっていないそうで、暫定的に「矮小惑星」「矮惑星」などという仮称を使う場合も今のところあるようです)という扱いになったとのこと。そうなると、今後西洋占星術での冥王星の扱いがどうなるのかが知りたい気がします。
たとえば、冥王星を残してそのまま占いに使う立場と、科学上の「惑星」の定義に従って消す立場とで、占いの流派が分かれたりするんですか? その辺にちょっと興味があります。

もっとも、占いの世界での冥王星は、公転周期が大きい関係上、個人の運勢ではなく、「世代」や「時代」を占う星と位置づけられているようです(その意味では、相変わらず惑星として認められている天王星や海王星も同様)。なので、占星術師が冥王星を惑星とみなすのをやめたところで、「○○座のあなたの今日の運勢」とか「彼とあなたの相性診断」あたりに影響を及ぼすことはほとんどなさそうです。

とりあえず、この秋出る来年度の理科年表からは、もう(惑星としての)冥王星は消えてるんでしょうか。発売時期になったら店頭で確認してみます。

コメント (2)

おんがらやーす♪
冥王星軌道が海王星の内側に入り込んだのはわしが中学二年の頃でしたな。
その時、次に外に出てくるのが80年後だと聞いて「その頃まで生きていられるやろか?」と思ったからよく覚えてるです。

へびつかい座がなかなか定着しないのと同様に、占星学上の冥王星はたぶん生き残るでしょう。
でも冥王星は『絶滅』を意味してるから、今回の決定も「エンギ悪いから外しちゃおうぜ」つー意志があったのかも(;^_^A

いやしかし、ウチの近所のプラネタリウムに『惑星シミュレーター』が展示してあるんだけど、「プログラム修正に数十万円かかる」って係員のおっちゃんがボヤいてたなぁ(;^_^A。

namancha:

http://astro.ysc.go.jp/ysc/neptune-pluto.html
このサイトによると、1979年から1999年までの20年間だったらしいですぜ>モアどの
80年後ってのはもしかしたらハレー彗星の次の接近のことでは? ハレーの公転周期は75年だか76年だかなのでこちらのほうが近いかと。
そういえばハレー彗星も化粧品のキャンペーンになってましたな。モデルは覚えてないけど歌はハイファイセットだった。

* comments *

* trackbacks *

* Drecom RSS *